ベビーキャロットって最初から小さいの?

スーパーの棚には、手軽な一口サイズのベビーキャロットが並んでいます。洗浄済みで、そのままサラダに投入することもできるし、ポリポリとスナック感覚で楽しむこともできます。多くの人に重宝されている事と思います。

こんなに小さなニンジンがあるなんて不思議に思う人が多いのではないでしょうか? 
実はこの小さなニンジンは通常の人参から作られているのです。びっくりですね。

通常、一本の人参から2〜4本のベビーキャロットが作られるそうです。

このユニークなアイデアは、1985年にカリフォルニアの農家、マイク・ユロセックと彼の息子デイブによって生み出されました。彼らは、見た目の問題(曲がっていたり折れていたりする)により、収穫物の35-45%を無駄に廃棄していました。

そこで、廃棄されて来たニンジンをどうやって有用な商品として提供できるかを模索しました。

収穫物を大量廃棄しなければならないという事も問題の一つでしたが、調理用に切って皮を剥く必要があり、手間と時間がかかるも面倒だというマイク・ユロセックの妻の意見も取り入れられました。

ユロセック一家は、豆を切るための機械を再利用して、調理用に2インチの大きさに切ったニンジンを作って売ってみました。しかし、結果は驚くべきものでした。客はそれほど調理用には興味がなく、「スナックとして欲しい」ということがわかったのです。

工場は改装され、ベビーキャロットの加工が開始されました。そして、1990年代初頭にベビーキャロットが店頭に並ぶようになると、アメリカ国内のニンジンの消費量は倍以上に増加しました。

ベビーキャロットが出来るまで (Youtube)


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