顔文字絵文字の功罪

私の友人に、絵文字や顔文字を全く使用しない人がいるのですが、リアルでも素っ気ない話し方をし、感情を顔や態度に表す事は稀です。しかしながら長年付き合っていると、とても優しくて気遣いのある人だとわかります。

彼女の個性や雰囲気が、「顔文字のない文章」にもしっかりと表れていて、それがなんだか面白いなと感じます。

ただ、彼女の事をよく知らない人がメールやテキストでやり取りをすると、冷たい人だと勘違いされる事もあるかもしれません。

顔文字や絵文字は文章に感情や雰囲気を付加する素晴らしいツールですが、それに慣れすぎてしまうと、使用しない人が冷たいと誤解されがちですね。

X(旧twitter)でフォローしている人気アカウントがあるのですが、彼女も絵文字や顔文字を全く使っていません。お会いした事も写真も見たこともないので、彼女の表情をいつも想像しています。その度に、あの無表情なチベットスナギツネような顔を思い浮かべてしまいます。

文章とは裏腹に彼女のリアルは、にこやかで優しい声を持つ人物かもしれません。いや、文章と同じに少し冷たく硬い印象の人かもしれません。

しかし、その硬さにはダイヤモンドのような輝きを秘めている気がします。


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